高校・大学の7年間で「簿記会計を通じて自分らしく地域社会に貢献したい」子どもたちの夢と希望を叶える
高大接続「Haul-Aプロジェクト」
Haul-Aプロジェクト(ホールエープロジェクト)とは、高校3年間+大学4年間の高大7年間の商業教育を通じ、会計を通じて社会貢献したいと考える子どもたちの「志」を実現するための高大接続教育プロジェクトです。本プロジェクトでは、「高校」「大学」「公認会計士」(以下、「関係者」)が最大限の知恵を出し合い相互に連携して教育を行います。 協定高校の子どもたちは、本学が提供する教育環境の中で学び、高等学校の段階で大卒レベルと言われる日商簿記1級の取得を目指すことができます。これがHaul-Aプロジェクトにおける、日商簿記1級プロジェクトです。 日商簿記1級プロジェクト「日商簿記1級プロジェクト」は、単に1級を試験に合格することだけが目的ではありません。1級試験という難関試験に向けて簿記会計に真剣に向き合うことで人間力を培い、大学進学を視野に入れて自己の持つ大きな可能性にチャレンジしてほしいと考えています。 プロジェクトでは、関係者それぞれが役割を分担し、簿記会計を通じて自分らしく地域社会に貢献することが出来る無限の可能性を子供たちに伝え、質の高い高度な簿記会計教育を提供することに努め、定期的な情報交換を行うなど相互に協力支援を行っていきます。 |
Haul-Aプロジェクト参加者の実績
Haul-Aプロジェクト参加者の各種試験合格実績は下記の通りです。(※高校1年生~大学4年次を対象)
日商簿記1級 | 全経上級 | 簿記論 | 財務諸表論 |
短答式 |
論文式 | |
Haul-Aプロジェクト参加者の各種試験合格実績 |
162 | 114 | 82 | 66 | 48 | 34 |
※過去10年間の累積/2023年4月1日時点
Haul-Aプロジェクトの高大接続7年間
志を実現するための高等学校3年間
Haul-Aプロジェクトでは、簿記会計において強い意欲や関心を持つ高校生に対して、具体的に下記のような多彩な教育に触れる機会や支援を行っています。また、協定校へ教員に対しても指導者研修会の定期的開催など、高等学校教員と大学教員の交流・連携ネットワークが構築できるような活動を行っています。
- 全国統一模試(日商簿記1級)・対策講義(全13回)
- 簿記会計教育 オリジナルテキストの提供
- 簿記坂セミナー(8月夏合宿)への参加
- 全国のHaul-Aプロジェクト生との交流会
- 大学教員(公認会計士)による簿記特別講演(高校1年生対象)
- 全国高等学校簿記指導者セミナー
簿記坂セミナー(8月夏合宿)の様子
高崎商科大学を会場として夏季に行われる「簿記坂セミナー」。同じ志を持つ高校生が全国から集結し、数日間ともに学びます。
Haul-A協定校 担当教諭からの声
チャンスであり、
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Hau-Aプロジェクトの果たす役割は
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人間的に成長し、
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最高の指導者と全国の志の高い仲間と
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大学4年間での会計プロフェッショナルへ
Haul-Aプロジェクトに参加し、日商簿記1級程度の実力を身に付けた高校生が、大学4年間でさらに高度な会計知識を身に付けるための環境が高崎商科大学には整えられています。実務家教育の会計学科と経理研究所との連携教育により、4年間で公認会計士や税理士などの会計プロフェッショナルを目指すことができます。
高崎商科大学 商学部 会計学科
会計学科の特色ある教育
Haul-Aプロジェクト参加者のための入学試験
Haul-Aプロジェクトに参加し日本商業教育振興会の推薦を受けた者は、「学校推薦型選抜 Haul-A特待生推薦」を受験することができ、合格者は「Haul-A特待生」として入学金免除や4年間授業料が減免されます。学校推薦型選抜Haul-A協定校推薦
Haul-A特待生について
Haul-A特待生推薦で入学した先輩たち
Haul-Aプロジェクトに参加し日本商業教育振興会の推薦を受けた者は、「学校推薦型選抜 Haul-A特待生推薦」を受験することができ、合格者は「Haul-A特待生」として入学金免除や4年間授業料が減免されます。
学習する環境が非常に整っている
鷹屋敷勇介 高崎商科大学 商学部 会計学科4年次
青森県立三沢商業高等学校卒業(Haul-Aプロジェクト3回生)
Haul-Aプロジェクトに参加することで、自分以外にも志高く学習している学生がいることを実感できました。高校時は夏合宿、大学では毎日同じ空間で学習する学生を目の当たりにすることで、自分も負けていられないと集中して学習できました。また、学習する環境が非常に整っていたのが良かった点の1つです。高崎商科大学で入学後も、高校時代から経理研究所が提供する教材で学習できたため、日商簿記検定から公認会計士論文式試験までスムーズに進むことができました。
協定校について
Haul-Aプロジェクト協定校・団体(50校・11団体)
以下、50校11団体が当プロジェクトに参画しています。(※2023年5月1日現在)
北海道・東北ブロック青森県立三沢商業高等学校、北海道函館商業高等学校、北海道札幌東商業高等学校、青森県立青森商業高等学校、山形県立酒田光陵高等学校、山形県立上山明新館高等学校、北海道高等学校長協会商業部会、青森県高等学校商業教育研究会 関東ブロック高崎商科大学 東海・近畿ブロック岐阜県立岐阜商業高等学校、岐阜県立大垣商業高等学校、岐阜県立中津商業高等学校、岐阜県立岐阜各務野高等学校、岐阜県立土岐商業高等学校、岐阜県立武義高等学校、岐阜県立東濃実業高等学校、岐阜県立益田清風高等学校、岐阜市立岐阜商業高等学校、関市立関商工高等学校、愛知県立岡崎商業高等学校、愛知県立知立高等学校、愛知県立一宮商業高等学校、滋賀県立八幡商業高等学校、奈良県立商業高等学校、兵庫県立姫路商業高等学校、岐阜県商業教育研究会 中国・四国・九州ブロック鹿児島市立鹿児島商業高等学校、宮崎県立宮崎商業高等学校、宮崎県立都城商業高等学校、下関市立下関商業高等学校、高知県立大方高等学校、北九州市立高等学校、鹿屋中央高等学校、鹿児島女子高等学校、岡山県立岡山東商業高等学校、熊本県立球磨中央高校、佐賀県立佐賀商業高等学校、鹿児島県高等学校商業教育協会、岡山県高等学校商業教育協会、広島県商業高等学校協会商業部会、熊本県高等学校教育研究会商業部会、山口県高等学校商業教育部会、愛媛県商業教育研究会 |
SAH(スーパー・アカウンティング・ハイスクール)の取り組み
高度な簿記会計を身に付け、社会の第一線で活躍できる専門的職業会計人を育成するため、先進的な卓越した取組を行う商業高校・県商業教育団体等を指定校「スーパー・アカウンティング・ハイスクール(SAH)」とし、簿記会計に関連する機会の提供を行っています。
SAH協定校
北海道高等学校長協会商業部会、岐阜県商業教育研究会、岐阜県高等学校商業校長会、鹿児島県高等学校商業教育協会、北海道函館商業高等学校、北海道札幌東商業高等学校、青森県立三沢商業高等学校、山形県立酒田光陵高等学校、岐阜県立岐阜商業高等学校、岐阜県立大垣商業高等学校、岐阜県立土岐商業高等学校、関市立関商工高等学校、岡山県立岡山東商業高等学校、高知商業高等学校、下関商業高等学校、北九州市立高等学校、鹿児島商業高等学校、鹿児島女子高等学校
協定校との調印式
岐阜県立岐阜商業高等学校
平成24年12月21日(左:服部校長)
埼玉県立熊谷商業高等学校
平成25年1月17日(左:島嵜校長)
埼玉県立深谷商業高等学校
平成25年1月18日(右:山本校長)
群馬県立伊勢崎商業高等学校
平成25年1月21日(右:櫻井校長)
鹿児島市立鹿児島商業高等学校
平成25年1月22日(右:池崎校長)
高崎商科大学附属高等学校
平成25年2月7日(右:森本校長)
岐阜県立大垣商業高等学校
平成25年2月14日(右:松本校長)
岐阜県立中津商業高等学校
平成25年2月14日(左:安江校長)
神奈川県立平塚商業高等学校
平成25年2月25日(左:本多校長)
宮崎県立宮崎商業高等学校
平成25年3月14日(左:永山校長)
埼玉県立大宮商業高等学校
平成25年3月25日(左:中林校長)
岐阜県立土岐商業高等学校
平成25年4月30日(右:林校長)
岐阜市立岐阜商業高等学校
平成25年4月30日(右:林田校長)
岐阜県立東濃実業高等学校
平成25年4月30日(右:鈴木校長)
愛知県立岡崎商業高等学校
平成25年5月1日(左:国枝校長)
愛知県立知立高等学校
平成25年5月2日(右:小瀧校長)
岐阜県立益田清風高等学校
平成25年6月6日(右:熊﨑校長)
岐阜県立岐阜各務野高等学校
平成25年6月6日(左:臼井校長)
関市立関商工高等学校
平成25年6月6日(左:堀川校長)
岐阜県立武義高等学校
平成25年6月7日(左:小木曽校長)
青森県立三沢商業高等学校
平成25年6月13日(左:山口校長)
青森県立青森商業高等学校
平成25年9月3日(左:千代谷校長)
群馬県立前橋商業高等学校
平成25年10月10日(右:金子校長)
宮崎県立都城商業高等学校
平成26月1月21日(右:竹下校長)
北海道函館商業高等学校
平成26年3月25日(右:難波校長)
下関市立下関商業高等学校
平成26年4月15日(右:新屋校長)
愛知県立一宮商業高等学校
平成26年5月30日(右:国枝校長)
高知県立大方高等学校
平成26年6月10日(右:武内校長)
甲府市立甲府商業高等学校
平成26年9月18日(右:川口校長)
長野県辰野高等学校
平成26年11月6日(右:山下校長)
山形県酒田光陵高等学校
平成26年12月1日(左:阿部校長)
茨城県立水戸商業高等学校
平成27年7月16日(右:桐原校長)
北九州市立高等学校
平成29年1月12日(右:中嶋校長)
鹿屋中央高等学校
平成29年3月24日(右:前田校長)
群馬県立高崎商業高等学校
平成29年12月11日(右:閑野校長)
滋賀県立八幡商業高等学校
平成30年1月18日(左:小島校長)
埼玉県立鴻巣高等学校
令和元年7月22日(右:金子校長)
北海道札幌東商業高等学校
令和元年9月19日(右:西村校長)
岡山県立岡山東商業高等学校
令和2年1月23日(右:岡田校長)
高知市立高知商業高等学校
令和2年6月18日(右:岡崎校長)
熊本県立球磨中央高等学校
令和2年12月25日(右:廣瀬校長)
山形県立上山明新館高等学校
令和2年12月25日(左:佐藤校長)
栃木県立足利清風高等学校
令和3年11月1日(左:大河原校長)
熊本県立熊本商業高校
令和3年12月2日(左:德永校長)
鹿児島県高等学校商業教育協会
平成25年9月25日
埼玉県公立商業高等学校長会
平成26年1月12日
山口県高等学校商業教育協会
令和3年12月15日(右:松本会長)
鹿児島女子高等学校
令和3年12月27日(左:福永校長)
神奈川県立厚木商業高等学校
令和4年10月14日(右:宗方校長)
佐賀県立佐賀商業高等学校
令和5年1月31日(左:深町校長)
青森県高等学校商業教育研究会
令和5年2月13日(右:三上校長)
熊本県高等学校教育研究会 商業部会・熊本県商業教育研究会
令和5年3月14日(部会長・会長)飯田恵子
奈良県立商業高等学校
令和5年3月15日(左:谷口達之輔)
佐賀県商業高等学校教育研究会商業部会
令和5年3月23日(右:深町部会長)
兵庫県立姫路商業高等学校
令和5年4月12日(左:西村校長)
広島県商業高等学校協会商業部会
令和5年4月21日(右:折田会長)
広島県立広島商業高等学校
令和5年4月21日(右:折田校長)
愛媛県商業教育研究会
令和5年4月27日(右:井上会長)
大分県立大分商業高等学校
令和5年7月20日(右:後藤校長)
兵庫県高等学校商業教育協会
令和5年7月20日(左:中野理事長)
長野県諏訪実業高等学校
令和6年2月26日(右:加藤校長)
指宿市立指宿商業高等学校
令和6年3月14日(左:清川校長)
奈良県商業教育研究会
令和6年3月28日(右:山下会長)
神奈川県立厚木王子高等学校
令和6年6月13日(右:宗方校長)
愛媛県立松山商業高等学校
令和6年6月20日(右:折田会長)
兵庫県立神戸商業高等学校
令和6年7月26日(左:中野校長)
沖縄県立那覇商業高等学校
令和6年8月2日(右:新里校長)
沖縄県立具志川商業高等学校
令和6年8月2日(右:神谷校長)
沖縄県商業教育研究会
令和6年8月2日(中央右:新里会長、右:松村副会長、左:神谷副会長)
福岡県立福岡女子商業高等学校
令和6年8月30日(左:柴山校長)
メッセージ
究極の高大連携を追求し、高い専門性をもって社会に貢献できる人材を多く輩出
山口 章 会長代行兼副会長(一般社団法人日本商業教育振興会)
簿記を学ぶ高校生の皆さん、いよいよ皆さんの時代がやってきます。これからは「個人の高い専門性」が問われる時代です。時代によって求められる能力は異なります。農耕時代では見よう見まねで仕事を覚え、もくもくと働くことが求められ、工場時代に入ると、マニュアルの文字が読めることとミスなく大量生産に貢献することが求められ、現在のオフィス時代にあっては、コミュニケーション能力と分析力が求められると言われています。そして、皆さんが活躍するこれからは、これまでの常識や慣例がそのままでは通用しない、ロールモデルのない時代に突入します。思考時代とも言われ、ミスを恐れず果敢に挑戦し、高い専門性で新しい価値を認知、創造する力が求められます。
特に、高度な簿記を学ぶ目的は、検定試験に合格することや条件の良い就職をすることではありません。高い専門性があればこそ、社会経済の中で新しい価値を見つけたり、生み出すことができます。それは、まさに、世界中の高い専門性をもった科学者がコロナ禍という未知の難題に立ち向かっているのと同じです。低迷した日本経済を活性化させ、国際競争力を取り戻すために高度な簿記教育はあります。
日本商業教育振興会は、高崎商科大学様、全国の高等学校様、そして、日本商工会議所様との連携のもと、究極の高大連携を追求し、高い専門性をもって社会に貢献する人材を多く輩出してきました。この場をお借りして関係各位に厚く御礼申し上げるとともに、今後、一層の強い連携のもと、さらなる人材育成に邁進する所存です。
高校生の皆さん、そして、商業教育に携わる全ての教職員の皆様、今こそ、力を合わせ、持続可能な未来、皆が笑顔になれる未来を創ろうではありませんか。
お問い合わせ先
高崎商科大学 Haul-A(ホール・エー)プロジェクト事務局
TEL:027-347-3399 FAX:027-347-3389