Haul-Aプロジェクト

高校・大学の7年間で「簿記会計を通じて自分らしく地域社会に貢献したい」子どもたちの夢と希望を叶える

高大接続「Haul-Aプロジェクト」

Haul-Aプロジェクト(ホールエープロジェクト)とは、高校3年間+大学4年間の高大7年間の商業教育を通じ、会計を通じて社会貢献したいと考える子どもたちの「志」を実現するための高大接続教育プロジェクトです。本プロジェクトでは、「高校」「大学」「公認会計士」(以下、「関係者」)が最大限の知恵を出し合い相互に連携して教育を行います。

協定高校の子どもたちは、本学が提供する教育環境の中で学び、高等学校の段階で大卒レベルと言われる日商簿記1級の取得を目指すことができます。これがHaul-Aプロジェクトにおける、日商簿記1級プロジェクトです。

日商簿記1級プロジェクト

「日商簿記1級プロジェクト」は、単に1級を試験に合格することだけが目的ではありません。1級試験という難関試験に向けて簿記会計に真剣に向き合うことで人間力を培い、大学進学を視野に入れて自己の持つ大きな可能性にチャレンジしてほしいと考えています。

プロジェクトでは、関係者それぞれが役割を分担し、簿記会計を通じて自分らしく地域社会に貢献することが出来る無限の可能性を子供たちに伝え、質の高い高度な簿記会計教育を提供することに努め、定期的な情報交換を行うなど相互に協力支援を行っていきます。

01.jpg

Haul-Aプロジェクト参加者の実績

Haul-Aプロジェクト参加者の各種試験合格実績は下記の通りです。(※高校1年生~大学4年次を対象)

日商簿記1級 全経上級 簿記論 財務諸表論

短答式

論文式

Haul-Aプロジェクト参加者の各種試験合格実績

255 124 112 82 66 43

※累積実績/2025年9月30日現在

Haul-Aプロジェクトの高大接続7年間

志を実現するための高等学校3年間

Haul-Aプロジェクトでは、簿記会計において強い意欲や関心を持つ高校生に対して、具体的に下記のような多彩な教育に触れる機会や支援を行っています。また、協定校へ教員に対しても指導者研修会の定期的開催など、高等学校教員と大学教員の交流・連携ネットワークが構築できるような活動を行っています。

  • 全国統一模試(日商簿記1級)・対策講義(全13回)
  • 簿記会計教育 オリジナルテキストの提供
  • Haul-A夏合宿への参加
  • 大学教員(公認会計士)による簿記特別講演
  • 全国高等学校簿記指導者セミナー

Haul-A夏合宿の様子

高崎商科大学を会場として夏季に行われるHaul-A夏合宿。同じ志を持つ高校生が全国から集結し、数日間ともに学びます。



Haul-A協定校 担当教諭からの声

チャンスであり、
チャレンジするだけの価値のある活動

Haul-Aプロジェクトに参加したことによって、将来の道が開けた生徒が多数います。そのようなことから、Haulプロジェクトに参加することはチャンスであり、チャレンジするだけの価値のある活動だと思っています。高校生で日商簿記検定1級、税理士試験(簿記論・財務諸表論)、公認会計士試験(短答式)に合格していく生徒たちを目の当たりにし、本当によく努力していると思います。
指導担当になった当初、生徒とともに会計サポートの動画を見て、生徒とともに答練を解き、生徒とともに日商簿記検定1級を受験して合格させていただきました。時には生徒に教え、時には生徒に教えられ、生徒とともに切磋琢磨した日々が現在の礎となっています。

Hau-Aプロジェクトの果たす役割は
大きいと感じています

本人の志や能力が高いにもかかわらず、経済的な事情により進学を諦めなくてはならない全国の高校生にとっても、簿記を学ぶことによって将来の目標を見つけ、大学進学への道が拓かれるHaul-Aプロジェクトの果たす役割は非常に大きいと感じています。

講師の先生から、「資格を取得することが目的ではなく、その資格を活かした職業会計人として、社会に貢献できる人になりなさい」というお話を何度もお聞きします。プロジェクト生も、どのように社会貢献をしていきたいかをしっかり考えた上で将来の目標を設定し、その実現に向けて、簿記の学習とともに、人間性の向上も目指しているように感じています。

人間的に成長し、
将来社会貢献につがる

このHaul-Aプロジェクトは、目標(趣旨)「(子どもたちが)簿記会計を通じて自分らしく地域社会に貢献したいという夢と希望(=志)を実現すること」がしっかりとしており、子ども目線の、子どもたちのプロジェクトである所に共感を覚えます。目先だけの合格を追うだけではなく、このプロジェクトを通じて人間的に成長し、将来社会貢献につながる素晴らしい人材育成プロジェクトだと思います。一人でも多くの生徒がこのプロジェクトを通じて、簿記会計を通じて、地域社会に貢献してくれることを期待しています。

最高の指導者と全国の志の高い仲間と
出会い切磋琢磨できる環境

プロジェクトは、日商簿記1級検定に合格することのみを目的にするものではなく、簿記会計の知識・能力を身に付け、簿記会計を通じて、地域社会に貢献できる人材になっていくことが最終目標とされており、資格取得はあくまで通過点という考え方の基運営されている点が非常に共感できます。また、一人で1級を学習していた子ども達が、このプロジェクトのおかげで最高の指導者と全国の志の高い仲間と出会い切磋琢磨できる環境を与えてくださっていることに感謝です。


大学4年間での会計プロフェッショナルへ

Haul-Aプロジェクトに参加し、日商簿記1級程度の実力を身に付けた高校生が、大学4年間でさらに高度な会計知識を身に付けるための環境が高崎商科大学には整えられています。実務家教育の会計学科と経理研究所との連携教育により、4年間で公認会計士や税理士などの会計プロフェッショナルを目指すことができます。



高崎商科大学 商学部 会計学科

bn_juken_koushikikaikei.png



会計学科の特色ある教育

jitsumuka.png renkei_keiri.png

seicho.png

協定校について

Haul-Aプロジェクト協定校・団体

61校15団体が当プロジェクトに参画しています。(※2025年9月30日現在)
詳細は、以下をご参照ください。

Haul-A協定校・団体一覧

SAH(スーパー・アカウンティング・ハイスクール)の取り組み

高度な簿記会計を身に付け、社会の第一線で活躍できる専門的職業会計人を育成するため、先進的な卓越した取組を行う商業高校・県商業教育団体等を指定校「スーパー・アカウンティング・ハイスクール(SAH)」とし、簿記会計に関連する機会の提供を行っています。

SAH協定校

22校5団体がSAHとして指定されています。(※2025年9月30日現在)
詳細は、以下をご参照ください。

Haul-A協定・SAH指定一覧

協定校との調印式