COC事業の取り組み

本学COC事業の趣旨

高崎商科大学は、平成25(2013)年8月に文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」に採択されました。COC事業は、各大学が課題解決につながる人材や情報・技術が集まる場所として地域の中心的存在となることを目標としています。
高崎商科大学では、高崎市・富岡市・藤岡市・下仁田町・甘楽町等の隣接地域と連携し、上信電鉄線沿線地域の活性化に取り組みを行っています。
若者人口の減少や高齢化による中心市街地の衰退等、沿線の抱える課題に対して、「観光まちづくり」とそれを担う「人材づくり」というアプローチで解決に迫ります。
また、この目的を達成するために教育・研究・社会貢献の3点から大学としての取り組みを推進しています。

教育

地域問題を解決できる人材輩出を目標に掲げ、2022年度より認定PBL科目を導入しています。
具体的には、これまで講義の主流となっていた座学のみの形式から、座学(理論)とコミュニティ活動(実践)とを融合させた科目への転換を行っています。
グループワークやフィールドワークを多く取り入れたアクティブラーニングを導入し、主体性を養う教育へと改革を実施しています。

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具体的な取り組み

地域を理解した学生が、地域で知を実践する

高崎商科大学では、専門知識を生かした社会貢献を重視しています。
学生が専門知識を身につける第一段階は授業。教室で身につけた「知」を「地」で実践します。

Action1 知の育成

【必修科目】群馬の歴史と文化
必修科目で群馬県の風土と特徴を理解

Action2 知の育成

【課外活動】現地調査
地域におもむき地域資源を調査

Action3 知の実践

【課外活動】観光マップ作製
地域の魅力を詰め込んだ観光マップの作製

研究

本学は、3つの研究アプローチにより地域活性化のサイクルを形成します。【1】地域が抱える問題を「見える化」する地域課題研究、【2】地域の優れた資源を「見える化」する地域資源研究。【3】資源を「魅せる化」することで、課題解決につなげる地域志向研究。
また、当該地域の観光まちづくりに関する調査・研究に関しては「地域研究費制度」を導入することにより、更なる地域研究の活性化を促します。

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具体的な取り組み

2023年度地域志向教育研究課題一覧

2022年度地域志向教育研究課題一覧

2021年度地域志向教育研究課題一覧

2020年度地域志向教育研究課題一覧

平成31年度共同研究

平成30年度共同研究

平成29年度地域志向教育研究費教育活動課題一覧

平成28年度 地域志向教育研究・教育活動 課題一覧

平成27年度 地域志向教育研究・教育活動 課題一覧

平成26年度 地域志向教育研究 課題一覧

社会貢献

地域連携活動の成果を集積した人材バンクを核として観光まちづくりによる広域連携を構築しつつ、地域と大学の新しい取り組みを促進します。

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具体的な取り組み(一例)

例えば、地域ニーズを基にした英語教材の開発と英語講座の開講。
近年の訪日外国人観光客の増加を受け、簡単な英語で観光客をおもてなしできるようなテキストを開発。研究報告書を基に、観光事業者らを対象とした英語講座「おもてなし基礎英語講座」を開講。観光施設の窓口やガイドツアーの際に使用できる表現、観光客とコミュニケーションを楽しめるようなスモールトークを紹介しました。

例えば、群馬県西部の市町村と連携し、観光まちづくりプロジェクトを展開。
富岡市や地元鉄道会社と連携し、富岡製糸場を訪れる観光客を駅前でおもてなし。学生自身が作成したマップを観光客に配布することで、ホスピタリティを学びながら、富岡市の観光まちづくりを推進しています。