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【国際交流】IPPOプロジェクト「台湾SSP2024」に行ってきました!

    

海外プログラム「台湾SSP2024」に大学1年生3名、短大2年生2名、短大1年生1名の計6名が参加(引率教職員2名)し、台湾へ行ってきました!

台湾SSPとは、台湾ショート・ステイ・プログラムの略で、本学が提供している海外プログラムIPPOプロジェクトのひとつです。

こちらは、台湾のエネルギー環境教育政策の研究が専門である萩原豪准教授が台中市にある中台科技大学と協定を締結したことにより実現したプログラムとなります。

今回は9/39/1210日間、台湾の台北・台中に滞在して、現地の交流協定締結先のひとつである「中台科技大学」の学生たち、そして今回のプログラムにご協力いただいた「稲江家事高校」の生徒たちとの交流を通じて、また実際に台湾の各所を直接見ることで、参加する学生が日本と台湾のつながりや歴史・文化を学ぶことを主たる目的としております。距離的にも心理的にも日本に近い台湾へ実際に行くという「一歩」を踏み出すことの経験から、国際感覚を磨くだけではなく、さまざまなことへの挑戦に「一歩」踏み出すことができるようにする、というのがこの国際交流プログラムです。

1日目(9/3) 移動日

引率教職員2名、学生6名計8名が成田空港から台湾桃園国際空港へ向けて出発しました。今回の参加者は初めての海外へ行く人がほとんどで、初めての飛行機に興奮しながら台湾に向けてとても良い雰囲気でプログラムが開始されました。

写真①(飛行機).jpeg

写真②(成田空港集合).jpeg

2日目(9/4)宿泊先・台北駅周辺散策・公共交通機関の確認、淡水へ移動

学生たちはホテル周辺のコンビニや薬局、台北駅近くにある行政院などの政府関連施設や国立台湾大学附属病院など公共施設の周辺を散策しながら萩原准教授から台湾での生活や政治・文化・歴史などの説明を受けました。

後半は淡水へ向かい夕陽が綺麗なスポットへ向かい、各々写真を撮るなどしながら生活環境や交通機関の使い方など確認をしました。

写真③(淡水駅).jpeg


写真④(淡水夕日).jpeg

3日目(9/5)稲江家事高校との交流会

萩原准教授がFacebookを通して直接交渉して繋がりを作っていただいた「稲江高級護理家事職業学校(稲江家事高校)」の日本語科で日本語を勉強している高校生たちとの交流会を行いました。

事前に本学の学生たちが行きたい所をリストアップして高校側に提出しており、それに基づいて稲江家事高校の生徒たちが観光案内コースを作ってくれていました。3チームに分かれ、それぞれに稲江家事高校の生徒がつき、日本語でガイドをしていただきました。共通言語は日本語でしたが、わからないところは筆談や英語、そして翻訳アプリを活用してコミュニケーションをとっていました。

写真⑤(稲江家事高校集合写真).jpeg

写真⑥(稲江家事高校 交流)改.jpeg


4日目(9/6)総統府・228記念公園・立法院見学・学習院同窓会交流会

台北にある立法院(国会)見学へ向けて出発。立法院へ行く途中、「総統府」や「228記念公園」へ立ち寄り、萩原准教授から台湾の歴史など直接学生に見てもらいながら説明がありました。その後、立法院(国会)へ到着し、職員の方に内部を案内していただきました。

夜は事前に計画しておりました台湾で活躍されている社会人の方々との食事会を実施しました。萩原准教授が学習院大学出身ということもあり、学習院同窓会の台湾支部である台湾桜友会の方々にお世話になりました。これから社会人なる学生にとって、改めて職に就くことについて考えさせられる時間となりました。

写真⑦(立法院見学)改.jpeg

5日目(9/7)十分・猫村・九份散策

「十分」は「天燈」(ランタン)の打ち上げが有名なところで、近年人気の観光スポットです。「天燈」の色によって願いごとの種類が異なっているとのことです。学生達も各々の思いを書き、「天燈」を体験しました。後半は、人気の観光スポットになっており「猫村」として有名な「猴硐(ホウトン)」と、ジブリ作品「千と千尋の神隠し」のモデルになったスポット「九份」へ向かいました。こちらは石段を登り、上までつくと海が一望できるスポットになっています。

上記の箇所はそれぞれ炭鉱・金鉱の町となっており、日本統治時時代の廃屋が今も残っています。親日である台湾が日本のことを大事にしていることがわかるスポットです。

写真⑧(十分ランタン打上).jpeg 

写真⑨(猫村風景).jpeg  

写真⑩(九份風景).jpeg

6日目(9/8)台中へ移動

台北から新幹線を使い台中へ移動しました。

台中駅に到着すると、協定校である「中台科技大学」の先生2名が迎えに来てくださっていました。学生の事前希望で出た「台湾のウユニ塩湖」として有名な「高美湿地」へ向かいました。多くの観光客で賑わっていましたが、途中で横殴りの大雨に降られてしまい、そこにいた人たち全員が全身ずぶ濡れになってしまいました。でも、思い返せば良い思い出になったのではないでしょうか。学生たちは現地の先生方と翻訳アプリを駆使しながら交流し、とても頑張っていました。

写真⑪(高美湿地TAIWAN).jpeg

写真⑫(高美湿地集合写真).jpeg

7日目(9/9) 中台科技大学との交流会

中台科技大学を訪問して、交流活動の開始です。まず学生たちが出発前に準備したパワーポイントを使用して、(1)群馬県について、(2)本学と学生生活について、(3)手土産について、について発表をしました。事前ワークにて、日本語を学んでいる中台科技大学の学生たちにどのようにしたら伝わるのか、ゆっくり話す、簡単な単語を使用する、フォントや写真への配慮など萩原准教授から教わったポイントに気をつけながら発表していました。最後は事前に練習していたダンスを披露し、とても盛り上がっていました。中台科技大学の学長への表敬訪問をした後、昼食を挟んで、中台科技大学の学生たちと時間いっぱい交流を深めました。


写真⑬(中台科技大学発表会).jpeg

写真⑭(中台科技大学ダンス披露).jpeg

写真⑯(中台科技大学学長 表敬訪問).jpeg

8日目(9/10) 台中市内散策

中台科技大学の先生方に計画を立てていただき、台中市内を案内していただきました。午前中は、霧峰921地震館・立法院民主議政園区・民主時刻館を訪問しました。

地震館は、1999921日台湾中部を震源とするマグニチュード7.3の強烈な地震の被害を受けた中学校を震災遺構として整備したものです。敷地内には校庭に発生した断層のずれ、校舎の倒壊、河床の隆起など全て保存されています。当時台湾では建物の耐震対策が進んでいない状況だったので、地震の恐さを直に見てきました。この地震、萩原准教授は研究のため台湾に住み始めたばかりの時に遭遇したとのことで、台北市内の自宅アパートも被害を受けたそうです。

その後訪問した立法院民主議政園区・民主時刻館では、ガイドの方にかつて台湾省議会として使用されていた施設を案内いただきました。

午後は台中市役所内にある「台中願景館」を案内していただきました。館内は映像技術が満載で、5D体験や壁に映った映像を触れると反応するスマートプロジェクターなど、最新の技術を体験でき、学生たちも興奮していました。

これで2日間の中台科技大学との交流会も終了の時間となりました。

学生たちは台中駅に着くころからしんみりし始め、最後は涙を流しながら別れを惜しんでいました。目を赤く腫らしながら、新幹線で台北に向かいました。

写真⑮(921地震館).jpeg

写真⑰(立法院民主議政園区・民主時刻館).jpeg 

写真⑱(台中願景館).jpeg

写真⑲(中台科技大学集合写真).jpeg

写真⑳(中台科技大学お別れ).jpeg

9日目(9/11) 自由時間

帰国前日は、3日目に稲江家事高校の生徒から案内してもらった場所の情報を共有しながら、改めて台北駅周辺を散策し、明日に向けてお土産等の購入や帰りの準備をする時間としました。

10日目(9/12)日本へ帰国

ホテルをチェックアウトし、空港へ向かいました。また台風が近づいていましたが、飛行機の遅延もなく、無事帰路につきました。帰りには中台科技大学の学生が空港に見送りに来てくれるサプライズもあり、参加した学生たちからは「まだ台湾にいたい」という声が飛び交いました。台湾へ出発する前よりも台湾への関心が一層強くなるプログラムとなりました。

みなさんも是非台湾へ訪れてみて下さい!

写真㉑(帰国 桃園国際空港 中台科技大学からサプライズ).jpeg

【台湾SSP2024引率教員紹介】

高崎商科大学商学部准教授:萩原 豪

詳細はこちら(教員紹介:https://www.tuc.ac.jp/faculty/teacher/hagiwara/

※国際交流員会IPPOプロジェクトインスタグラムを開設しました。

海外プログラムに関わる学生達の活躍を掲載しております。

https://www.instagram.com/tuc_ippo

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