会計教育のメッカ・SAH情報交換会
若者に未来を!〈簿記会計教育といえばTUC〉・本学は、全国規模の高大連携事業に乗り出してはや10年。
ここにSAH(スーパー・アカウンティング・ハイスクール)は、本学推進のHaul-A(ホールエー)という高大連携商業教育の卓越版。その情報交換会が「日本商業教育振興会」(代表理事・小島一富士先生)と本学の共催により、今月23日に開催され、会場の「一橋講堂」にSAH商業高校の校長先生方が参加されました。また、文部科学省から教科調査官もお見えになり、激励の言葉をいただきました。
一橋講堂、隣接の「如水会館」と聞きますと、戦前のいわゆる「申酉事件」(注)があります。「東京高商」の「東京商科大学」(現・一橋大学)への昇格をめぐる文部省との紛争、渋沢栄一の調停により終結。商業教育の重要性は、今も昔も変わりません。(写真は、一橋講堂にて)
さて、コロナ禍で3年ぶりの対面(ハイブリッド)となり、校長先生のお顔触れも変わり、改めて本学の意図する職業会計人育成の主旨を確認、各校の素晴らしい取り組みを聞くことができました。すでにこの連携事業では日商簿記1級144名、税理士試験128名、公認会計士論文式32名に上るという、圧倒的多数の合格者を輩出してきていますが、今後へさらに大きな期待を抱くことができました。
この会の締めに、本学で後輩たちを指導してくれている松田公認会計士の数々の苦難を乗り越えての合格体験談は、だれにも深い感動を与え、目がしらが熱くなりました。(TUC遠景・駐車場より望む、右は「経理研究所」のあるSKY)
本学の用意する〈簿記会計の道〉に一人でも多くの若者が扉をたたき、夢と希望に果敢に挑戦して欲しいです。明るい日本経済・地域社会の未来が開かれます。
関係のみなさまのご尽力に心から感謝を申し上げます。TUC高大連携が末永く続きますよう願っております。
注)関連書籍に依光良馨著『申酉籠城事件史』(1991年)。依光先生は、TUCの前身「高崎商科短大」(現・短大部)の初代学長。