学長室より
大学コンソーシアム・主権者教育の推進
4月23日、群馬県庁で若者の「主権者教育」に取組もうと県内の大学・短期大学・高等専門学校が集まって、「大学コンソーシアム」が結成されました。
この取組は、「大学等の高等教育機関で学ぶ学生の主権者教育の醸成、若年層の投票率の向上及び群馬県内大学間の交流の促進を図ることを目的」(協定書・第1条)にしています。(写真、調印式・県庁にて)
「選挙権年齢」が「20歳以上」から「18歳以上」に引下げられたのは2016年。10歳代の投票率をみますと、ちょうどその年に行われた参議院選挙は47%だったのですが、翌年の衆議院選挙は40%、19年の参議院選挙でも32%というように下がってきています(総務省資料)。
また、投票による政治参加から、25歳以上になると、今度は「被選挙権」が得られます。みんなの代表として市町村議会や衆議院などの議員となって活躍することもできます。
いま、コロナ禍で、私たちの経済活動や日常の社会生活がいかに政治と密接に絡み合っているのか、目の当たりにしています。なるほど「経世済民」に由来する経済。未来社会を担う学生のみなさんには、自分たちの力でよりよい社会をつくるんだと政治にも大いに関心を抱いてもらいたいです。