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イベント報告

　2022年12月17日（土）・18日（日）の2日間、JR高崎駅構内「群馬いろは」にてスイーツの販売イベントを行いました。今年9月にスタートした本プロジェクトは、高崎ターミナルビル株式会社様のご協力のもと、無事販売の日を迎えることが出来ました。イベント当日は多くのお客様で賑わい、全チームが販売予定数を大きく上回りました。3チーム2日間の合計販売個数は1839個、総売上額は358,600円となりました。ご来場いただき、誠にありがとうございました！

　本プロジェクトの本質は、コロナ禍で影響を受けている群馬県のおみやげ店や観光地をPRし地域の活性化を担うことです。今回は、チラシ作成に加えラジオ出演や群馬いろはでのチラシ配りなど、様々な手法を用いてプロモーション活動を行いました。事前配布した商品チラシを手に来場してくださった方がいたり、1日目の購入者がリピーターとなって2日目も足を運んでくださるなど、プロモーションの効果は少なくなかったと言えます。他にも、「声につられて来たよ」とか、「学生さんに元気をたくさんもらいました」などの嬉しいお声を沢山いただきました。そうした中、効果的な声掛けやPOPの役割に加え、車いすの方へ配慮した売り場づくりや外国人へのアプローチなど、販売をとおしてそれぞれが気付きを得ました。

　　

　　　

結果発表

　本プロジェクトはマーケティングの実践として、2 日間合計の商品売上個数とチラシの配布枚数を競いました。チラシは各チームともすべて配布し終えたため、販売個数が勝敗を分けました。2日間で最も販売個数が多かった優勝チームを発表いたします。

総合優勝：富岡シルクぽてとを販売した「MASKⅣ」チーム

　

　　

　「富岡シルクぽてと」は1日目341個、2日目333個で合計674個を販売し、圧倒的優勝となりました。商品POPにも工夫を凝らし、お客様への声掛けや商品の並べ方においても丁寧に実践したことが、優勝へと導きました。

おめでとうございます！

今回惜しくも優勝を逃したチームにも、ビジネスにおいて評価すべき点が多くあり、その健闘を称えました。

売上高優良賞：肉球フリアンを販売した「ふわとろオムライス」チーム

　　

　売上高を上げることは、販売ビジネスの基本です。肉球フリアンは2日間で132,090円を売り上げ、他のチームと大きな差を付けました。1日目は当日分の販売目標を大きく上回る好プレーでしたが、さらに綿密な戦略を練り直し170個の追加発注を決めました。初日の結果に満足することなく、積極的な販売姿勢が売上高トップの結果を生み出しました。

SDGs賞：生どらやきを販売した「株式会社RHY Sweets研究所」チーム

　　

　生どらやきは、2日間とも完売となりました。賞味期限が当日限りと最も慎重に販売個数を設定したチームですが、お客様の流れを読み、2日目は発注数を増やしながらもフードロスを出なかった点は非常に優秀です。実際のビジネスでは廃棄は損失となるため、SDGsの観点に加え、現実的なビジネスプランだったと言えます。

振り返り

　12/24（土）に行われた振り返りワークでは、販売イベントだけでなく、9月からの3カ月間を全員で振り返りました。プロジェクト全体の活動を書き出してみると、全部で104項目が挙げられました。事前の基礎学修から、調査→マネジメント→マーケティング→交渉→プロモーション→販売までを丁寧に振り返ることで、ビジネスシーンで求められる幅広いスキルを実践の場で磨いたことを再確認できたことと思います。

　振り返りワークは、自己理解・他己理解を深める場でもあります。自分にとっての「やりがい」や自身の強みを知ることで、自信に繋げたり成長課題の発見に役立てられます。また、今回のプロジェクトのキーワードは「チームビルディング」。それぞれが色んな思いを抱きながら、与えられた役割の枠を超えて協働する場面が見られました。今回の振り返りワークを経て、チームに支えられ、またチームの中で活躍した「自分」を改めて捉え、大きな成長や今後の可能性を実感してもらえたのではないでしょうか。課題と向き合い、チームと向き合い、そして自分自身と向き合い、本プロジェクトは幕を閉じました。

　　　　　　

本プロジェクトにご協力いただいた方々に心より感謝申し上げます。