学長室より
祝！富岡製糸場・絹産業遺産群、世界遺産登録
今月21日、めでたく富岡製糸場と絹産業遺産群が人類共通の普遍的価値を認められ、世界遺産登録正式決定となりました。身近なところに世界の宝がある、という思いに深い感動を覚えます。いよいよ明治期の「産業革命」に次ぐ21世紀「観光(まちづくり)革命」の幕開けです。
本学も登録へ向けて関係諸団体と連携を致してまいりましただけに、喜びもひとしおです。地元はじめ県や富岡市など関係者の方々のご尽力に心から敬意を表し、お祝いを申し上げます。
これまで本学では産官学連携の数々のイベントを行ってきましたが、その中で、「国際・地域交流センター」を中心に平成16年には「世界遺産列車シンポジウム」や「地域おこし列車シンポジウム」、その後も世界遺産推進の地域創造フォーラムや学生たちの関心をかきたてた学習活動などに取組んできました。昨年には、文科省の大学COC事業対象校―「地域の拠点大学」にも採択されるところとなった次第です。
世界遺産登録が実現したことにより、本学は、地域貢献のための活動拠点として富岡サテライト(富岡市内)や高崎サテライト(高崎市内)なども活用し、上信電鉄や高崎から下仁田に至るその沿線地域の発展・活性化のために、世界遺産に最も近い大学として、今後ともがんばってまいりたいと思います。